神保町に出版社が多い理由

少年漫画家志望のみなさん。
あなたが新しい漫画を書いていて、途中で苦しくなることがありますよね。このとき「この道は険しいぞ」と思えたときは大丈夫です。あきらめなければ必ず登れます。だけど「なんか変だな」と考えてしまうときは、ルートが間違ってる可能性が大きいです。登山口まで戻って、どのルートで登るのがもっとも景色がいいのか？ワクワクするのか、考えなおしましょう。
一番いけないのは目指す山を変えることです。そのため、書く前にするもっとも大事なことは、山を決める強い決意です。「あの山にしか登る山はない」と心に刻むことです。
もうひとつ。編集者のなかには、そのあたりのことをわかってない人もいます。途中で山を変えろと言ったりします。道が険しいのか？ルートが間違っているのか？目指すべき山でなかったのか？そういうのをごっちゃにして、自分でもよくわからず「つまらん」という人がいます。そう言う担当に当たった場合は、「あーあ」とため息ついて、前から欲しかった洋書の画集でも買いましょう。神保町に出版社が多いのはそのためでもあるのです。

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