2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴローは同僚

「日本未公開、未完成、フィルム消失……失われた映画を求めて。」という特集の古い「BRUTUS」(1998、8、15日号)を蒲団で読んでたら、(ちなみに表紙は淀川長治)ぶひゃひゃひゃひゃと爆笑してしまった。それは郷ひろみの主演映画の紹介文で、以下…

川井ゆう『わたしは菊人形バンザイ研究者』

川井ゆう『わたしは菊人形バンザイ研究者』(新宿書房 2012)読了。 とても面白かった。やはり熱を帯びた本は良い。もちろんたくさん知的刺激も受けた。たとえばこんなの。葬儀で菊を使うようになったのは昭和42年の吉田茂の国葬から。 ただ怪談話はなか…

ジョン・クラカワー『荒野へ』

ジョン・クラカワー『荒野へ』(集英社文庫 2007)読了。 青年はアラスカの荒野にひとりで足を踏み入れ、4カ月後死体となって見つかる。その軌跡を追ったノンフィクション。 × × × 自分にまとわりついてくるものを全部捨てて、自然の中に身をおこうとする…

かっぱらい、一件

地元のFM放送を聞いてたら「ポリスインフォメーション」ってのをやっていて、自転車の盗難2件とか、傷害事件1件とか、昨日あった犯罪をあげていき、最後に「かっぱらい一件」と伝えた。かっぱらいって正式な言い方なのか?ていうか、かっぱらいという音…

黒田龍之助『ポケットに外国語を』

黒田龍之助『ボケットに外国語を』(ちくま文庫 2013)読了。 ロシア語には「舌はキエフへ導く」という諺がある。「人に尋ねれば目的地まで正しくたどりつくことができる」という意味だ。舌はロシア語でヤズィクといい、「言語」という意味も持つ。英語のt…

女番長500人に聞きました

「斎藤!女番長500人集めて来い!」 「女番長ですか?女番長ってそんなにいますかね?」 「全国規模でだよ!」 「全国規模だとしてもです!」 「だったら現役じゃなくてもいい、元女番長も許す」 数日後。 「斎藤!女番長は集まったか?」 「実は500人…

佐藤和孝『戦場でメシを食う』

先日小田急線を使ったのだが、祖師谷大蔵の駅のホームに内科の看板があり、それが平野甲賀文字に見えたのだけど気のせいか?車内にいたのでしっかり確認できなかった。 × × × 佐藤和孝『戦場でメシを食う』(新潮新書 2006)を読む。付箋だらけになる。た…

堀内孝『マダガスカルへ写真を撮りに行く』

堀内孝『マダガスカルへ写真を撮りに行く』(港の人 2013)読了。 マダガスカルは日本の面積の1,6倍もあるんですね。島でいえば世界で4番目の大きさだと言う。1500年前まで人は住んでなくて、最初にやってきたのはアフリカ系ではなくインドネシア…

麺類全般大好きさ!で始まる小学校校歌

「チャーシュー麺が大好きさ!」で始まる小学校校歌。歌に間違いがあってはいけないと、嫌いな生徒に対して好きになるべくカウンセラーの指導が行われていたが、ある父兄から「好き嫌いを強制することになるのでは?」と疑問が出され、協議の結果、「チャー…

チャーシュー麺と校歌

チャーシュー麺が大好きさ!で始まる小学校校歌。 × × × 校歌を使ったネタはみんな面白いですね。陣内智則、ラブレターズ。あれ、二つしかない。 × × × チャーシュー麺が大好きさ!で始まる校歌の学校は、歌に間違いがあってはいけないと、入学すると同時に…

幸田文などの講演記録『対話の精神』

前回の雪で作られた巨大トトロは、今回ネコバスに変わっていました。 × × × 『対話の精神』(桐朋教育研究所 1969) 幸田文、杉村春子、金田一京助などなどが、桐朋学園の生徒たち(高校3年)に対して講演したときの記録。かなり忠実に筆記しているようだ。…

タロイモ

「腰をくねくねさせながら歌ってみよう」と指示のある小学校校歌。 × × × NHKのベテランアナウンサー(58歳)とベテラン漁師(70歳)の会話。 アナ「最初に漁船について伺います。大きさとか何人乗りなのか?とか。購入された時のお金の話も伺いたいと思…

ケチではない

NHKのベテランアナウンサー(58歳)とベテラン漁師(70歳)の会話。 アナ「きみの船ではどんなお魚さんを獲ってるの?」 漁師「マグロだな」 アナ「マグロかあ!でかい?それってでかい?」 漁師「まあ、でかいけど」 アナ「ぼくね、サーモンだーい好き!…

どどいつ文庫『世界珍本読本』

コーヒー豆を買いに行く。そのあとブックオフ。実に真剣に本を読んでいる人(男、巨漢 40歳ぐらい)がいて、書名を覗くと『笑点 諸国お笑い漫遊記』(笑点探偵団 河出書房 2003)だった。彼は突然本を閉じると誰に言うともなくつぶやいた。「明日誕生日な…

ムーミン ノンノン

雪降った町に現れたもの。 昨日はトトロなど紹介しましたが、新たに友達が「ムーミンのノンノンがいた。髪がヤツデの葉っぱで出来ていた」と連絡をくれました。さらにカミサンも以下の報告を。「四角い台のようなものが三つあったので、なんだと思ったら表彰…

雪道で見たもの

家からアパートまでの道。雪だるま7コ。カマクラ1コ。巨大なトトロ1コ。直線が美しいベルリンの壁のようなもの1コ。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

雪とトイレットペーパー

昨日は新聞屋さんが引き取りに来てくれる古紙回収の日で、チラシに「雨でも実施します」とあったから、ダメ元で家の前に出しておいた。ときどき様子を見ると、新聞の束はどんどん雪に埋もれ、注意しないと気づかないほどになっている。その後も雪の状況を見…

COWCOW法案

COWCOW法案提出。漫才コンビのどちらか一方は、百貨店の紙袋を模した衣装を着ることとする。圧倒的多数により可決。 × × × 先日出かけた帰りに、乗り換え駅でブックオフに寄る。まだ本屋に並んでいる「BRUTUS」の今週号(特集、手放す時代のコレ…

斉藤卓志『素顔の新美南吉』

でかける。 行き帰りの電車読書は斎藤卓志の『素顔の新美南吉』(風媒社 2013)。女学校教師の新美が折口信夫の講演を聞いた帰り、教え子石川喜久枝の見舞う日記に涙が出そうになる。「(略)なんか笑ひながらしてゐると石川もくつくつとのどを鳴らして笑つ…

井川意高『熔ける』

ホームチームのファンが3割、アウェイチームのファンが2割、残りの5割は審判のファン、という観客席。 × × × 井川意高『熔ける』(双葉社 2013) 非常に面白く読んだ。 正直な本だと思う。犯罪者が書いた本はどんな反省があっても自己肯定があるが、こ…

清水博子 流れ星 フィリップ・シ−モア・ホフマン

読売の夕刊に流れ星が出てた。うちのカミさんはお笑いにまったく興味がないが、偶然見たひじ神様だけは見事にはまってしまいゲラゲラ笑う。 ネタを作っているのは瀧上なのか。初めて知った。なるほど。 なお顔写真がいいのでさっそく切り抜きました。 今朝の…

オールザッツ漫才1991

23年前の若手たち。半分もわからない。ジャリズムが面白い。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

箒木蓬生『生きる力 森田正馬 15の提言』

床屋にて。 「今日はどんな髪型で?」 「前髪は目にかからない感じで、耳は出してもらって」 「全体的には安っぽい感じでいいですか?」 × × × 箒木蓬生『生きる力 森田正馬の15の提言』(朝日選書 2013)読了。 臥褥療法。これは森田の郷里高知の風習か…

平松洋子『本の花』

平松洋子の『本の花』(本の雑誌社 2013)を読み始めたら、また「持ち重りする」って言葉が出てきた。いえ、睾丸じゃないですよ。薔薇の花でもない。ゆでたまご。向田邦子のエッセイにはたくさん卵が出てくるってなかでの記述だ。ええ、それだけです。本の…