2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

媚びる

「明日からお前に媚びる、今まで以上に」と父に言われた。 108円で買った『小林秀雄 この人を見よ』読了。この人を見よ: 小林秀雄全集月報集成 (新潮文庫)作者: 新潮社小林秀雄全集編集室出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/12/22メディア: 文庫この商…

謝る

「首もすわってないのに打たせ湯させちゃってごめん、昔のことだけどいちお謝る」と40歳の誕生日に父に言われた。 × × × 『果報者ササル』読了。果報者ササル――ある田舎医者の物語作者: ジョン・バージャー,ジャン・モア(写真),村松潔出版社/メーカー: み…

計3万円

今朝の朝日の記事。トランプとローマ法王の会談。互いに本をプレゼントしてる。ローマ法王は環境問題について自身の考えをまとめたもの。トランプはキング牧師の『自由への大いなる歩み』の初版本など。「初版本」と「など」にひっかかる。 (新聞記事の書名…

あいつは除く

世界中の人々(ただしあいつとあいつは除く)が幸せになりますように。 『野宿もん』読了。野宿もん作者: かとうちあき出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/02/17メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログを見るにほんブログ村 にほんブログ村 …

手でひねる

『リハビリ・ダンディ 野坂昭如と私 介護の2千日』読了。 病気を発症してから、野坂はトイレや洗面所にある「手でひねるもの」に対し、異常なる興味をもつようになった。水道の蛇口。小さなネジ。シャワートイレなら、水の勢いの強弱を調節するツマミ。そう…

東京物語

カミさんに山田太一の『東京物語』評について話してたら、あれは最初から最後まで戦死した息子の話なのだと突然気付く。生きてる子どもたちを見て親が心の中で思うのは、死んだ子どものことだろう。そう考えると、冒頭の近所のおばさんの台詞からそれは描か…

切腹

金曜日。誕生日。富士通のメールだけに「おめでとうございます」と言われた。 土曜日。雨のなか、アパートから家に戻る途中、デンデンムシがいないかとお墓のコンクリ塀を見ると、いた。今年初か。 伊藤比呂美『切腹考』読了。文中、千葉徳爾の名前が出てく…

でくの坊

今日の朝日の夕刊。シリーズ「おんなのイケ麺」。蜂飼耳。でくの坊のちゃーしゅうめんを紹介している。「小田急線の町田駅からよく行く古本屋さんまでの一本道にあるお店です」古本屋って高原書店のことだな。昨日たまたまカミさんが行った。ひろしま文庫『…

詫びる

志村けんに会ってすぐに、「私が会いたかったのは彼ではなくバカ殿だった」と気付いた森鴎外は、けんに詫びてTBSを辞去した。 × × × 柳澤桂子と福島智のテレビを見たせいで、般若心経の二冊買う。読了。読み解き「般若心経」作者: 伊藤比呂美出版社/メー…

静けさがそれを許さなかった

ふざけたい、ものすごくふざけたいと思う森鴎外だが、屋敷の静けさがそれを許さなかった。 × × × 寝床読書で『考える人』(特集、文庫の号)。河合俊雄が父河合隼雄について。考える人 2014年夏号作者: 考える人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/07/04メデ…

今日初めて

今はまだふざけるべきに非ずと、森鴎外は我慢した。 × × × 4日5日。仕事で長野の菅平高原へ。 行きの新幹線。隣席の若い夫婦と2歳くらいの女の子。その子が若いお父さんと話してる。「遊ぶ」「遊ぶ?」「遊ぶ」「じゃあ遊ぼうか」若いお父さんが今度は奥…

おじさんが買ってあげる

だいたいの生きものは怒られたことがない。 × × × 3日。カミさんと八王子の古書市。3冊100円にコーベブックスの本ある。買わなかった。町内会の?バザーのところで10円のノート3冊。100円の本と漫画と雑誌、計3冊。カミさん見終わるまで本を読ん…