ニック・ホーンビイ『いい人になる方法』(新潮文庫 ２００３) １２０ページまで快調。自分の心をぐちゅぐちゅ探る、好きなタイプの小説。だが転調して、え？まさかそっちに行くの？と思ったら、本当に戻って来ない。そっちをやりたいなら１２０ページはいら…

アパートへ来る道の垣根にカマキリの卵が二つある。並んでいればキンタマと呼びたいところだがそうではない。いつごろ孵化するのかネットで調べたら、卵には無精卵もあるらしい。 × × × カマキリの卵って漢方としても売ってるんですね。メガカマキリ出版社/…

思い出を詰めたタイムカプセル。埋めた翌日に、もう開けたのは、クラス３８人全員がせっかちだったから。Mr.スリム タイムベッセル 18-8 MR-534出版社/メーカー: 佐野製作所メディア: ホーム&キッチンこの商品を含むブログを見るにほんブログ村 にほんブログ…

向井雅明『考える足 「脳の時代」の精神分析』(岩波書店 ２０１２)読了。 × × × トイレに行く夢をよく見る。これは仕事の夢だと思う。便器に坐ったのはいいが、斜めになっていて、排泄ができない。つまりは監督、あるいは漫画家と、うまくバランスが取れてな…

黒田龍之助『世界の言語入門』(講談社新書 ２００８)読了。 見ひらき２ページでアイスランド語からロシア語まで、９０言語について黒田龍之助がエッセイを書く。という実に面白い試み。もちろん黒田がお手上げの言語もある。だけどそのほうが「世界には実に…

映画監督幸田山助太郎は困っていた。もらった脚本の第１稿に「和子、シャツを脱ぎ、偽ブラジャーだけになった」とあったからだ。偽ブラジャーってなんだ？ × × × 映画監督幸田山助太郎は困っていた。もらった脚本の第２稿に「和子、シャツを脱ぎ、英国紳士風…

おつかいものの菓子を買いに贔屓の店にカミさんと行く。久しぶりに降りた駅なので、もちろん古本屋にも行く。昔はよく行った店。あいかわらず店を開けるのが遅い。閉まっている。あ、遅いんじゃなくて、つぶれたのか。普通にあり得る。昼飯を食べてから戻っ…

映画監督、竹山田幸治朗は困っていた。もらった脚本の第１稿に「安江、シャツを脱ぎ、ブージャラだけになった」とあったからだ。ブージャラって何だ？ブラジャーのことか？ × × × 映画監督竹山田幸治朗は困っていた。もらった脚本の第２稿に「安江、裸になろ…

好きな女の名前を二の腕に彫ってもらう。 だが刺青師が字を間違えてしまった。 どうしたらいいでしょう？ と、知らない人からメールが。 × × × 朝日新聞の次回の連載は漱石の『こころ』だって。これは楽しみだ。こころ (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メー…

食パンを買いに行ったのに食パンを買うのを忘れた。 そういう大人になってほしい。 と知らない人からメールが。ヤマザキ ふんわり食パン 6枚切出版社/メーカー: 山崎製パン株式会社メディア: その他この商品を含むブログ (1件) を見るButterfly。蝶。なぜバ…

スティーブ・マーティンのツイッターにオスカー像の写真が。自宅の本棚に置かれてるらしく、そうなると、オスカーより、背後の書名の方が気になる。現代美術コレクターでもある彼の棚にある本はたとえばこんなの(書影が見つからなかったものは同じ作家ので代…

次男が熱心に計算していた。またもヤマザキ春のパン祭りだった。 × × × ダイナマイトボディ。 いつからダイナマイトはボディの形容詞になったのか？ (映画の宣伝とか？) このことをノーベルは天国でどう思ってるのか？学習漫画 世界の伝記 ノーベル ダイナマ…

盛口満『クマとナマコと修学旅行』(どうぶつ社 １９９５)読了。 冬虫夏草について詳しい。とたん捜したくなって家の近くの神社とか丘にある公園をうろつく。ネットでも情報を検索し、新たに『冬虫夏草ハンドブック』(文一総合出版 ２００９)も注文した。しば…

牛丼を食う。隣に、半分食べさしのまま、居眠りしている初老のおっさんがいた。セーターに毛玉が見事にびっしりついてる。と思ったら、おっさんが目を覚ました。「ブルゴーニュの三ツ星レストランで飯を食ってる夢を見た」「……」「ここはどこ？」「横浜の吉…

金塚貞文『マリー・アントワネットは夜、哲学する』(三笠書房 ２００１)棚を見てたら発見。あれ？この金塚ってあの金塚？と思って中を見る。あの金塚だった。こんな本を出してたんだなあ。さらりと(本当にさらさらさらりと最後まで読めてしまう)一読。読後の…

カミさんが指を折って熱心に計算をしていた。ヤマザキ春のパン祭りの点数だった。 × × × ローレンス・ウェシュラー『ウィルソン氏の脅威の陳列室』(みすず書房 １９９８)。 ネットで注文したのが届く。カビ臭い。そう思いつつ本を開くと第一章が「胞子を吸っ…

今日のカミさん。「ドラえもんを描いたのって藤子Ｓの方だよね」ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)作者: 藤子・F・不二雄出版社/メーカー: 小学館発売日: 1974/07/31メディア: コミック購入: 4人 クリック: 317回この商品を含むブログ (134件) を見るに…

メジロは本当に決まって二羽いますね。見ると仲が良いなあと思ってしまう。蛇が二匹並んでいるとそうは思わないが。ヒーリングバード04 メジロ出版社/メーカー: タカラトミーアーツ(TAKARATOMY A.R.T.S)発売日: 2013/01/26メディア: おもちゃ＆ホビー クリッ…

「あちこちで梅が咲いてるねえ」と、朝、次男に言われる。たしかに家からアパートへの道でも満開なものをいくつも見かける。我が家のしだれ梅も咲いてる。だがうちのは花が少ない。もともと少ないうえに、つぼみのときヒヨドリに食べられてしまう。さらにこ…

どんな言葉でもいいが、たとえば「きみのことが好きだ」という台詞。これは本当の気持ちなのか、そうでないのか、この言葉そのものからは読み取ることができない。物語だろうと、現実であろうと、それは変わらない。つぶやいたのが詐欺師であろうが、今まで…

いつものように、家に戻ってカミさんと昼メシ。食べ終わってアパートへ戻る。つもりが忘れ物に気づき、すぐさまダイニングテーブルへ。カミさんがもう最中を喰っていた。福福 招き福猫（手作り最中）5個いり出版社/メーカー: 福福（fukuhuku)メディア: その…

Ｒ−１グランプリを録画で見た。おぐが良かった。昨日はパジャマは複数だと書きましたが、おぐの複数も良かったですね。途中「大丈夫だよ」で、もっていかれた。そうだよね。ただけなすだけじゃ、つまらんものね。一色はつまらない。二色以上あってこそ人間だ…

Pajamas パジャマって複数なんだな。【A-15 ブラック】 パジャマ 長袖 前開き 紳士 メンズ チェック柄 Lサイズメディア: ウェア&シューズこの商品を含むブログを見るにほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

山口誠志著、河野透語り『ソニーのふり見て、我がふり直せ』(ソル・メディア ２０１２)読了。 ８０年代の「コピーの時代」「広告は文化」についてバッサリ切ってるのが面白い。仲畑貴志以外はみんなダメ。プレゼンも「ひとつも聞いてられなかった」。それは…

ハーラン・リーボ『ザ・ゴッドファーザー』(ソニー・マガジンズ ２００１) 映画製作のインサイド・ストーリーはいつでも面白い。 コッポラはアル・パチーノをキャスティングしたかったが、スクリーンテストはまったく精彩がなかった。自分のことを推してるの…

『山本周五郎 戦中日記』(角川春樹事務所 ２０１１)読了。 山本周五郎の作家評、作品評が好きだ。今回も一葉の的確な評が出ている。 × × × いろんな読み方が出来る。戦争中の生活記録。交友録。国家主義者としての周五郎。家族愛。だが私は受験生のような自…

お笑い好きの私のために、カミさんが昨日見たテレビについて報告してくれた。 「営業で回る芸人って儲かるんだって」 「知ってる」 「トモａｎｄテツがそうだって」 「知らない。テツａｎｄトモなら知ってるが」テツandトモ 世の中なんでだろう [VHS]出版社/…

土曜日。岩明きんちゃん均先生と会った。カミさんと二人。先生の説教を聞いた。足が痛かったが、「ありがたい話を聞くのですから正座するのが礼儀ですよ」と先生に最初に言われたので、２時間崩せなかった。先生の説教の内容は以下の通り。「映画化の話。ア…

『坂口恭平 躁鬱日記』(医学書院 ２０１３)読了。 躁の時期に鬱の自分にむかって坂口は長い手紙を書く。「きみが悩んでいることはきみの性格や生き方のせいじゃないんだ。鬱の症状なんだ……」。それは決しておかしなところはなく、真摯で暖かいものだと私は思…

大きな枝に、ハトが仲良く２羽並んでいる。その隣にスズメが仲良く１４０羽並んでいる。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村