「一行目を読み始めたあなたが殺人犯」「犯人になる覚悟はありますか？」と広告に謳っている(今朝も出てた)深水黎一郎『最後のトリック』読了。ただし河出書房新社が文庫で出しなおした方ではなくて、講談社ノベルの『ウルチモ・トルツコ 犯人はあなただ！』…

以前このブログに「なにもない８畳間の真ん中あたりはとても怖い」とかなんとか書いた気がしますが、山岸涼子だったらその辺実にうまく描いてくれる気がしますね。ていうかもう描いてる？ 昨日必要があって一番新しい読書ノートを見てたら、それについて広げ…

山岸哲の『オシドリは浮気をしないのか』(中公新書 ２００２)読了。 とても面白い。だが私が鳥を知らないだけで、興味のある人には常識なのかもしれない。長男に言ったらバカにされるかも。たとえば哺乳類はキリンやゾウやネズミや人間など多様性があるが、…

電車の吊り広告。ふと顔をやって絵が飛び込んでくる。うわ！誰の絵だよ？ 山岸涼子だった。はい、納得です。そのことをカミさんに言ったら、「あれ見た？すごいよね。私もそう思った」と言う。夫婦をうならせたのはこの絵です。 http://morning.moae.jp/maga…

昔は年末の一日、カミさんと朝から古本屋に行くことが習わしだった。結婚する前、そして結婚して子どもができるまでの間だから７、８年くらいか。中央線の高円寺、阿佐ヶ谷を廻る。いや年末じゃなくてもよく行ったんだけど、まあイベントにして我慢せずに買…

『ザリガニはなぜハサミをふるうのか』読了。 ホタテガイの目の話がちらりと出てくる。ちょっと調べた。貝は普通目を持たないが、ホタテの俗に言うヒモの部分、あそこに黒い点々が等間隔に並んでますでしょ。あれが目だって。８０個ぐらいあるって。ザリガニ…

春日武彦『臨床の詩学』(医学書院 ２０１１)読了。 統合失調症は医師にとって魅力的だという。それは治療にダイナミズムがあるからではなく、大きな治療成果が得られるからでもなく(それもあるだろけど)、統合失調症そのものが魅力的なのだという。 なるほど…

菊池寛が同性愛相手に出した手紙が読みたくて、杉森久英の『小説菊池寛』を買う。読了。文芸春秋が攻撃した島田清次郎と倉田百三が読みたくなった。小説 菊池寛作者: 杉森久英出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1987/10メディア: 単行本この商品を含むブロ…

１９７７年(昭和５２年)６月２６日。ＮＨＫ教育テレビ。若い広場。 この番組、見たなあ。平田満の声が若い。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

アパートのすぐ脇にある木にきれいな鳥が。調べるとジョウビダキ。そこまで珍しくない冬の渡り鳥。ジョウは「尉」で老人の意らしい。頭が白いのでそこからの連想だ。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

スタジオジブリが雑誌を出してたんですね。『熱風』。全然知らなかった。ブックオフに１０８円で２冊あったから買った。２０１２年１０月号。塩野米松の短期集中連載「崎のじいちゃん」２回目。隠岐島にすむ９６歳、門山常三郎さんの聞き書き。シベリア抑留…

昨日は一日仕事で病院。ＭＲＩはヘッドフォンをつけさせられるくらい、ガンガンカンカラうるさいのですが、昨日はその音が途中からお笑いの歌ネタリズムネタに聞こえ出してしまい、堪えるのに苦労しました。いったん終わったと思ったらフェイントでまた始ま…

ものすごく酸っぱいおしんこは食べてみたい。ものすごく辛いスープも一口くらいなら挑戦したい。だけどものすごく甘い羊羹は食べたくない。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

あなたは好きな男の部屋に初めて泊りに行った。夜になり二人は寝ることになった。男はあなたのパジャマを用意していた。それは畳の柄だった。男も畳の柄のパジャマを着た。布団も畳の柄で、和室の畳に合わせるようにに敷いた。 いくつかの意味であなたは熟睡…

打ち合わせ。その前にがんばって「尾辻克彦×赤瀬川原平 文学と美術の多面体展」へ行く。 今回思ったこと。赤瀬川は絵が好きなんだなってこと。すーと筆を流して、ぺたぱたと色を塗る。その気持ちよさ。 それを手や腕の気持ちよさとするなら、赤瀬川は、目に…

「きみのことが好きなんだ」と以前告白したことのある方にお尋ねします。 相手は誰でしたか？ １、同級生 ２、先生 ３、しずかちゃん ４、ジャイアン ５、すねお ６、お蝶夫人 ７、床屋のおばさん その告白はどこでしましたか？ １、体育館の裏 ２、教室 ３…

「オレの気持ちがわかってたまるか！」と以前発言した方にお尋ねします。 (一人称「オレ」は「ボク」「私」「あたい」でも可) 言ったあとどのくらいで恥ずかしくなりましたか？ １、５秒後。 ２、翌日。 ３、半年ほど経ってから。 ４、まだ恥ずかしくなって…

映画『寄生獣』のチケットを、ずっーと昔にインクとペンで器用に描いた岩明均きんちゃん先生に送っていただいた。宛名は私ら夫婦宛て。カミさんはたいそう喜んでいたが(タダのものはなんでも喜ぶ)、私が映画が大嫌いなのを知ってるので、嫌がらせだと思う。…