尾辻克彦 赤瀬川原平

打ち合わせ。その前にがんばって「尾辻克彦×赤瀬川原平 文学と美術の多面体展」へ行く。
今回思ったこと。赤瀬川は絵が好きなんだなってこと。すーと筆を流して、ぺたぱたと色を塗る。その気持ちよさ。
それを手や腕の気持ちよさとするなら、赤瀬川は、目にも頭にも同じような気持ち良さを味あわせたかったのかもしれない。それが千円札裁判以降ではないかしらん。もちろん手と頭は気持ちよがるところが違います。手と目はちっと似てるけど。だけどどっちにしても、気持ちいいなあってとこが原点な気がした。
会場に脚本を担当した『利休』の印刷台本、表紙が違うのが5冊ありました。つまり改訂が最低5稿行われたってことですね。まあそれは普通だけど、赤瀬川は手書きだから印刷したんだろう。今は手書きのライターはほとんどいないし、PCから印刷しちゃうから、こういう形で5種類の台本ができるのは珍しい。
まあそれはいいのですが、面白かったのは、表紙の「利休」という漢字の隣に「LIKYU」というアルファベットが添えてあったこと。いやいやそれもいいのですが、実は4冊はLIKYUで1冊はRIKYUだったんですよ。ふふふ。このLとR問題もまた面白いですね。前に友達の紀子さんと話したんですが、あなたはNorikoなのかNolikoなのか。ふつうは「O」が前にあるからNorikoなんでしょうけど、日本人の発音的に考えると「L」になるのでは?ってやつです。


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