初めての精子

フェルメールの「天文学者」が今年の二月に国立新美術館に初めてやってきますが、昨日読んでた矢沢潔の『日本人の精子力』(学研新書)にいきなりこの図版が出てきて、精子を初めて見た男、レーウェンフックが絵のモデルと出てた。フェルメールの友人だったらしい。
なおレーウェンフックは顕微鏡で覗いた自身のそれについて「己を冒涜する罪深き方法ではなく妻との交接によって採集した」と記述してるそうだ。これを著者の矢沢は「妻の内部に射精したとしたらどうやってそれを採取し、生きたままの精子を観察できたの?短時間で死んでしまうのでは?」と冷静で知的な突っ込みをしている。精子だからこその立派な突っ込みである。

そう思って絵を見ると、天球儀はまるで片金玉のようにも見えてくるから不思議である。愛しむように撫でるその手。
http://www.ntv.co.jp/louvre2015/
日本人の精子力 (学研新書)

日本人の精子力 (学研新書)


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