シソンヌ、名取洋之助、にゃんこ先生

シソンヌのネタ「へび」にも卒アルが出てきたが、たしかに『卒アル写真で将来はわかる』のような読み方をしなくても卒アルは面白いが、先日読了した『古本の時間』に1936年度の早稲田政経の卒アルは高く古書価がつくという記述があって、なぜかというと『NIPPON』で有名な日本工房の名取洋之助が編集してるからで、たしかにそれは欲しいかもしれない。名取といえば岩波の写真文庫にも参加していたはずで、先日古本屋でそのシリーズの『柔道』があったので覗くと、猫がくるりと空中で回転する分解写真が載っていた。『いなかっぺ大将』の大左衛門の師匠は猫のにゃんこ先生で、完璧な受け身は「キャット空中3回転」だった。いなかっぺ大将はここからヒントを得たのか、それとも昭和40年代の柔道は猫をお手本にするのが常識だったのか。アニメの大左衛門の声は野沢雅子で、にゃんこ先生は愛川欣也だったが、愛川が亡くなって、時計の振り子のような涙を流しながら「にゃんこ先生!!」と叫ぶ大左衛門を思い浮かべて筆を置きます。

卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学

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岩波写真文庫アーカイヴス 立ち上がるヒロシマ1952

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古本の時間

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