旅館とうどん

扇風機を掃除しようとして、羽根の手前の覆いを外そうとしたら、止めてあるハメる部分のプラスチックが劣化してるのがわかる。そこへカミさんが来た。「あんたは何もできない、私は得意」といういつもオーラをぴんぴん出して、私から扇風機を奪い、覆いを外し始めた。「劣化してるぞ!大変なことになるぞ!」と私は村の隠居老人のように言ったが「はいはい、そうね」的な半笑いオーラで応え、そして次の瞬間、ぐしゃりとつぶした。「だから言ったろ!」という私に、だがカミさんはひとつも動じず言った。「針金で止めればいい」。この言葉、今までに何度聞いただろうか。そして我が家は針金で止めたものがそりゃもううんちゃかある。
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『「ニッポン社会」入門』英国人記者の報復レポート(コリン・ジョイス 生活人新書)読んでいる。
「宝塚は男性を演ずる女性とすごくお嬢さんぽい女性を演じる女性の芝居」なるほど。あの舞台には普通の女性がいないのか。
「日本語は母音や子音の数が限られてるから発音は難しくない。イントネイションも簡単だ。抑揚をつけず平板であればいい」。そんな著書がもっとも練習した単語が「旅館」と「うどん」だった。なるほど。

「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)

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