『羊の木』って難しそうって感想を聞いたんですが、全然難しくないですよ。話はしごく単純です。パンフレットに私のインタビューも載ってますが、あれで理解を助けるなんてことはしないでいいですよ。そういうのがないとわからない作品を私たちは作ってないです。映画にすべて描いてある。完結している。もちろんインタビューとか楽しいけどね。ゴシップ大好き。でもそれは別個だと思った方がいいと思いまーす。
映画は役者です。役者の顔です。そして声だ。それは監督も私もプロデューサーも一致してる。今回とくに声注目。ある意味音はこの映画の芯だものなあ。チラシに名前の出てる役者さん全員、本当に声がすごかったなあ。舞台ではぜったいありえない声だな。映画だからこそだな。キャスティングの勝利だな。映画っていいな。
『羊の木』が難しそうって言われるのは、たとえば「人間とは何か」「罪とはなにか」「愛とはなにか」って問いが難しいっていう意味じゃないかしら?
そうだ。『羊の木』を気に入ってくれたくれた人は、8回目位を見るときに、最初から最後まで目をつぶってみたらどうかな?冗談ですよ。いや半分本当。はいはい。だから作り手の言葉なんて信じないようにって最初に言ってる。

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