最後の一行

中央公論新社の新聞広告。山崎ナオコーラの『偽姉妹』。阿佐ヶ谷姉妹の写真があったので「モデル小説?」と思ったら「阿佐ヶ谷姉妹激賞!!」のコピーが。推薦ってことらしい。
×  ×  ×
宮本さんが面白いと教えてくれた多田尋子(あのときは雑誌の「海燕」の話を少しした)、すぐにネットで二冊(ともに108円)手に入れたのだが、(届いたら装丁を見て、ああ、この人かとわかった)いまごろようやく一篇だけ読む。『仮の約束』(装丁は望月通陽)のなかの「仮の約束」。最後の一行に驚いた。
今、宮本さんの日記を検索してみたら、この一行が紹介されていて、そのときもたしかにこの一行に驚いたのだが、そしてそれが多田尋子を読みたいなと思うきっかけになったのだが、そのときはこの手の文章が普通にあちこち出てくるんだろうと想像していて、だけどこの一篇に限ってはそうではなかった。ほかも読まないと。

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