大嫌いな人間が二人

その主人公には大嫌いな人間が二人いて、その二人がカップルになったらどうなるか、想像することが楽しみになっていたのだが、現実にその二人は本当にカップルになってしまう。そこで三人目に大嫌いな奴を、そのふたりにぶつけて、三角関係になるところを空想してみたいのだが、残念なことに主人公が大嫌いなのはその二人しかいない。どこかで見つけてみたいと主人公は積極的に人とかかわるようになり、そのおかげで市民サークルのドイツ語講座で第三の大嫌いな人物と出会うことができた。主人公はその第三の大嫌いな人物を頭のなかで大嫌いカップルに近づけ、三角関係になることに成功する。そして現実でも、三人は三角関係になる。すると主人公はその三角関係に飛び込んで四角関係になるべきだと思いだす……。

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