色川武大

「このたび、猫ひろし役を演じることになりましたレオナルド・ディカプリオです。最初オファーがあったときは、あまりにも難しい役なのでお断りしたのですが、猫さんから直々にお電話をいただき、失敗を恐れないでやってごらんなさいと言われ、挑戦することにしました。役作りのためメイン州のポーツマスにも行ってきました。良い作品を作ります。ニャー」
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「このところ流れが悪くなってるなあ」と思うと、きまって色川武大の『きまぐれ人生録』を読みなおすのだが、林修の『いつやるか？今でしょ！』(宝島　２０１２)を読んだら、先生も筋金入りのギャンブラーらしく、流れについて書いていた。(実体験からくる文章だろうが、きっと色川武大も読んでるだろうと思う)
サキャの言葉も出てきた。「この世の中は悪口で望みが叶うことはない」
岩波文庫の『サキャ格言集』は持っているので、つられてパラリと再読した。するとこんなのがあった。「すべきことがあったら今日こそ励むべきだ」。流行語になった先生の言葉と同じ教えだ。ただしサキャにはこの文の前に二行ある。「お前の仕事は終わったかと、悪魔は待っていてくれないので」。

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