荒俣宏 

家族4人揃って、一泊旅行。日帰りで帰れる距離なんだけど、ホテルの朝食バイキングが好きなんだよね。貧乏症だから、牛乳が何杯も飲めるっていうだけで気勢が上がる。ここはソーセージもベーコンもたいしたことないって思ってたんですが、今回鎌倉ハムに変わってた。誇らしげに「鎌倉ハム!」って書いてあった。「!」はなかったか?いや、つけていいよ。許す!
八景島シーパラに行ったんですが、水族館より、新しく出来た海ファームが良かったなあ。釣り堀とかは賑わっていたけど、海をネットで囲って浮き桟橋で観察するというオーシャンラボはあまり人がいなかった。いてもさっさと行ってしまう。でも注意深く覗けば、イカの赤ん坊も、イカの成人も、クロダイも、ゴンズイ玉も、ハナオコゼも見つかる。水槽で見るよりも、よっぽどうれしいのはなぜなんでしょうね。ハナオコゼが生態通り藻の近くにいてくれたからか。さらに100円で買ったエサを撒くと、アジとサバが寄ってきた。これもいい。でも一番の発見は長男の発言によればヒラムシ?うん、ヒラムシにも興奮してましたが(江頭がやる昆布の真似のように全身で波打つごとく体をくねらせる)、それ以上に叫んでたのがトビウオの稚魚ですね。荒俣宏がいれば彼も顔面をくしゃくしゃにするだろうってリキセツしてました。一見、水に落ちた翅を広げた虫のように思えるんですが、たしかによく見ると、飛んでる状態の(飛んでないけど、でもなぜ広げてるんだ?長男に言わせると練習だべだって、ふふふ、本当か?)トビウオだった。暗くなってからまた再入場したんですが、今度は水面に一部ライトが当てられている。これも良かった。その明りに集まったプランクトン、そいつを食べにゴカイと稚魚が来て、さらに彼らを食べにスズキが来ている。ていうかスズキは人間が覗いてるのに気づきながら、堂々とそこにいて、ぱくりぱくりやってたなあ。