岡田慎一郎『古武術あそび』
岡田慎一郎の『古武術あそび』(NHK出版 2007)再読。
キツネさんの手とは。ぎゅっと握って相手を引っ張っても、なかなか相手(人間でも物でも)は動かない。しかし握るのを、指五本全部でなく、中指と薬指(影絵のキツネの形に近い)だけにすると、不思議と相手を動かすことが出来る。なぜそんなことが出来るかといえば、五本全部だと腕だけの力を使おうとするのに対して、二本だけだと腕の力に頼れず、体全体を使おうとするためらしい。
- 作者: 岡田慎一郎
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
となると逆か?意図せず残るのか?脳が記憶を消去しようとする。そのとき作品が叫ぶ。「消すな!」「やめて!」その短い叫び声の、強い調子があるのが「おもしろかった」やつで、おどおどして自信がないのが「つまらなかった」やつか。つまりその叫び声が記憶に残るのか?
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村