持ち重りする睾丸
久しぶりに金玉について読んだのでご報告します。
古い「考える人」(2003 冬号)をぱらぱら読んでたら、望月通陽が「遺跡と睾丸」と題してエッセイを書いてました。ローマのパラティーノの博物館にあったヘルメスの彫像。その股間に「たわわに持ち重りする」睾丸があり、それを船と錨の関係に模して、「睾丸が錨なら、船はきっと大きな夢を運ぶことができたでしょう」と洒落た文章を書いています。
そうか。睾丸は錨なのか。ん?でもさ、港に比喩される女に接岸すると(ここまではいい)、金玉はきゅっと上に縮むじゃん。錨は港では普通下がるんじゃないの?
× × ×
「持ち重り」って言葉、丸谷才一の書名で初めて意識したんですが、あらためて辞書を引くと「持っているうちに次第に重く感じる」ことを言うんですね。知らなかった。え?てことは望月は睾丸をしばらく手の中で転がしていたのか?そうなのか?
- 作者: 丸谷才一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/10
- メディア: 単行本
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