久しぶりに寄った古本屋

おつかいものの菓子を買いに贔屓の店にカミさんと行く。久しぶりに降りた駅なので、もちろん古本屋にも行く。昔はよく行った店。あいかわらず店を開けるのが遅い。閉まっている。あ、遅いんじゃなくて、つぶれたのか。普通にあり得る。昼飯を食べてから戻った。開いていた。
店頭の均一、文庫が3冊100円。赤い背表紙がずらりと並んでいる。新潮の三島由紀夫。小説だけでなく、エッセイもあるし、3冊100円で並べない本もある。

写真集 三島由紀夫 '25~'70 (新潮文庫)

写真集 三島由紀夫 '25~'70 (新潮文庫)

三島由紀夫 十代書簡集 (新潮文庫)

三島由紀夫 十代書簡集 (新潮文庫)

裸体と衣裳 (新潮文庫)

裸体と衣裳 (新潮文庫)

小説家の休暇 (新潮文庫)

小説家の休暇 (新潮文庫)

みんな持ってるが、一応開く。水濡れだった。
中に入るとカップラーメン臭い。そうだ!この店って来ると必ずと言っていいほど親父がラーメンを食べてるのだ。その匂いのなか丁寧に棚を見る。バリバリバリ。バリバリ。食後のデザートなのか、今度は親父がせんべいを食べ始めた。
カミさんが一冊買って店を出る。「親父さん、まだ現役だね」「勘違いしてないか?あれは息子のほうだぜ、もう10年以上前に交代している」
とはいってもカミさんが間違えるのも無理はない。息子のほうも60近いだろうから。

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