燃えて燃えて
24日。仕事で神保町。数日前に108円で買った『火まつり』(山口昌男編 1985 リブロポート)が面白いので(中上健次と上野千鶴子の対談。掲載されてる写真、当たり前だが上野が若い)電車で読もうと思ったが、乗った途端、春の陽気で眠くなる。本を閉じて車窓の桜を眺めるが8割はまだ色もついてない感じ。神保町。いつものようにうろうろし、源氏で『長嶋茂雄日めくり』を買う。365日、長嶋の語録。ときどき写真が入るがデザインがいい。手ぬぐいつきで300円。人にあげるつもりで買う。ほか3冊。ミロンガ混んでいて、神田伯剌西爾。打ち合わせ無事終わり、今日は寿司屋でなくリクエストした中華。暖かいピータン。真っ赤な唐辛子が30本くらい入った鶏肉炒め。北京ダッグ。エビスビールでごちそうになる。おいしい。帰りの電車で買ったばかりの会田雄次『アーロン収容所』(中公新書 1962)を読み始める。傑作と先日聞いたので探してた。(昔はどの古本屋にも必ずあったが、そして今でもあるんだろうが、タイミング悪くようやく100円で見つけた)奥付を見ると、2014年9月91版。うわ。去年じゃん。まだ刷ってるのか?たしか中公文庫にも入ったのに。まえがきを読む。この時点で傑作とわかる。「想像以上にひどいことをされたわけでもない(略)英軍さらには英国というものに対する燃えるような激しい反感と憎悪を抱いて帰ってきたのである」
× × ×
気付いた。『火まつり』『燃える男長嶋』『真っ赤な唐辛子30本』『燃えるような憎悪』。これっていったい……。
うわ!!行ったのは火曜日だ!!
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