屁と気圧

いきなり芸人を海外に連れて行き、自力で生活させる「世界のどっかにホーチ民」というナイナイのテレビ番組がある。
そのなかでスパローズの森田が行かされたのが、南米のボリビア、ラパス。そこは富士山頂上ほどの標高だ。
前回の放送で、現地の人々がコーラを振って飲む姿が紹介されていた。
なぜ振るかといえば、そのまま飲むと、気圧のせいで、体のなかの炭酸が膨張し、苦しくなるからだと言う。
へえと思ったその数日後、五反田で、昭和16年12月号の「學生の科學」を買った。
パラパラ見てたら、「航空糧食の新分野」という記事があった。
以下、略して記します。
「(飛行機操縦に)屁も困りもので、腸の中にゴム毬ほどの屁があつて、これぐらいなら辛抱できると思つても
高度5500メートルぐらゐになると、気圧が半分に減り、ボイルの法則により
屁の容積は俄かに2倍になるから、とても苦しくて辛抱しきれるものではない」


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