痰壺(たんつぼ)

床屋さんで髪を切ってたら、訪問者が。
お客ではなくて、私の髪を切る親父さんに「そのままで結構ですから」と話し始める。
何者かと思ったが、話の内容からはよくつかめない。
消毒薬の話をしてたので、理容師専門のメンテナンスの営業かしらとも考えたが、なんか違う感じもする。
5分ほどで出て行ったので、「今のは?」と親父さんに聞くと「保健所、抜き打ち検査」と答えが。
へえ、そんなのあるんだ。
ということは先ほど出て来た会話。
保健所の人「うちの若いものは痰壺(たんつぼ)を知らないんだよね」
親父「ああ、そうかもね」
あれってまさかと思い聞いてみた。
私「痰壺ってもしかして保健所の管轄だったんですか?
法律で設置が義務づけられてたんですか?」
親父「そうそう。痰壺知ってる?」
私「知ってますよ。昔は駅にありましたよね」
親父「そうそう、あれ」
うひゃあ。
そうなんだ。
調べて見た。
すると「明治37年施行の肺結核予防法」から決まったことらしい。
法では痰壺ではなくて唾壺(だこ)と呼ばれている。
ちなみに終わったのは平成17年3月!
つい最近じゃん!


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