『ましろ日』の漫画家若狭星は脚本をどう絵にしたのか?
『ましろ日』の漫画家若狭星は脚本をどう絵にしたのか?
私は過去に30人ほどの漫画家とコンビを組んだが、若狭さんは飛びぬけてすごい人だと思っている。出来上がったものを見て「おお、そう来たか」と、構図や、コマワリや、人物配置や、小道具の置き方などなどで、毎回驚かされてきた。たとえば単行本1巻の第4話目、108ページを見たときも「すげえ!」とうれしかった。
原作は以下のとおり。
ひかり「じゃあ外で待ってますから」
山崎、操作を続ける。
× × ×
待っているひかり。
山崎、出てきた。
「待っているひかり」。この一行を若狭さんは8コマ1ページ全部を使って書く。
なぜ私が驚き、うれしかったのか。理由は三つほどあげられるんだけど、それは申し訳ないんですが漫画で確かめてください。ただ単行本の一巻の試し読みはネットでできるはずなんで、そこを見るだけでも「たしかにこの漫画家は力があるぞ」と判断してもらえるはずです。
- 作者: 香川まさひと,若狭星
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/07/28
- メディア: コミック
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