バカリズム③

バカリズムが好きだ。
頼まれてもいないのに勝手に書くほど好きだ。
紙芝居「桃太郎と須藤宏」③
(①からお読みください)
いつものあの絵を見せながら。
×  ×  ×
桃太郎と家来の犬、猿、キジ、須藤宏(40歳)が鬼が島に遊びに行ってからひと月。
犬が須藤宏に呼び出されました。
「傷の具合はいかかですか」
犬が須藤宏に聞きました。
「だいぶ良いけどさ」
須藤宏は答えました。
「それより、ちょっと聞きたいんだけど、水江は桃太郎と付き合ってるの?」
「……」
「やっぱ付き合ってるんだ」
「本人に聞けばいいじゃないですか」
「本人ってどっち?水江?桃太郎?」
「……」
「あのさ、もうひとつ、聞いていい?」
須藤宏はもうひとつ聞きました。
「お前、雑種?」
「……あんた、最低だな。そんなんだからフラれるんだよ」
須藤宏が言いました。
「キミもかわいそうだね。徳川綱吉の時代に生まれれば良かったのにね」
おわり。
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