G・ガルシア・マルケス

バカリズムが好きだ。頼まれてもないのに書くほど好きだ。
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「刑事高田とヤクザサトウ」2回目
(絵を見せながら)刑事高田とヤクザサトウは今日も死闘を続けています。今回の戦いも刑事高田の勝ちでした。しかしヤクザサトウも負けてはいません。ヤクザサトウは刑事高田の家に忍び込み、刑事高田が命から二番目に大事にしている手塚治虫の彩色原画(火の鳥、中野まんだらけで購入)を燃やしてしまいました。
刑事高田は怒りに震えました。そこでヤクザサトウの家に忍び込み、ヤクザサトウが死ぬほど大事にしている手塚治虫ブラック・ジャックの色紙(印刷)を燃やしてしまいました。
刑事高田は色紙(印刷)を燃やしながら「これでヒフティヒフティ?なんか違う気がする」と思いましたが、色紙(印刷)が燃えたことを知ったヤクザサトウは「小学生のとき駅前の本屋のお姉さんがみんなには内緒だよってくれたヤツだったのに!てめえ、ぶっ殺してやる!」と泣きながらライフルを100発以上ぶっ放したので、刑事高田は「ヒフティヒフティじゃないな、ヤクザサトウのほうが上だな」と反省しました。そして「初恋だったのかな?その書店のお姉さんが」とも思いました。おわり。
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ガルシア・マルケスの『戒厳令下チリ潜入記 ある映画監督の冒険』(岩波新書 1986)。
古い読書ノートを見てたら、こんなメモが。「私(監督ミゲル・リティン)の笑い方は特徴的で、笑ったら変装を見破られる可能性があった」「笑ったら死ぬぞ」。
数日前に書いた衣笠くんと同じですね。そうか。衣笠くんが見事に変装しても笑ったら最後か。
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