ロバート・秋山

バカリズムが好きだ。頼まれてもないのに書くほど好きだ。
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「刑事高田とヤクザサトウ」3回目
(絵を見せながら)刑事高田とヤクザサトウは今日も死闘を続けています。今回の戦いも刑事高田の勝ちでした。しかしヤクザサトウも負けてはいません。ヤクザサトウは刑事高田の家に忍び込み、刑事高田がとても大事にしている「特別のことがあった日のため用に買っておいた4万円のブランデー」を粉々に割ったのです。
刑事高田は怒りに震えました。そこでヤクザサトウの家に忍び込み、ヤクザサトウが夕飯時に毎日ちょびちょび飲んでいる梅酒の瓶をガシャーン!と割ってやりました。
刑事高田は梅の散乱するビシャビシャになった台所を見ながら「これでヒフティヒフティ?なんか違う気がする」と思いましたが、梅酒が割れたと知ったヤクザサトウは「亡くなったおばあちゃんが作ってくれた最後の奴なんだぞ!もう飲めないんだぞ!てめえ、ぶっ殺してやる!」と泣きながらライフルを100発以上ぶっ放したので、刑事高田は「ヒフティヒフティじゃないな、ヤクザサトウのほうが上だな」と反省しました。そして「田舎ってどこだろう?いつ東京に出てきたんだろう?」とも思いました。おわり。
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かみさんや同世代の女友達を見て「ああ、老けたな」と思うと、次に必ず女芸人を思いだす。特定の誰かがいるわけではない。女芸人一般。この私の心の作業はいったいなにを意味するのかな?ってある日気づき探ってたら、ある場所に行き着いた。
女を女として見るのはやはり同じ年頃の相手で、小学生、中学生が、中年の女なんて意識などしない。このとき母親は中年だが母親は女ではなくて母だ。だが唯一、子供の私が真剣に見ていた中年女性がいる。それが漫才師やトリオの女芸人たちだ。
そのとき見て感じたことを思いだしダブらせてるんですね。しわが出て、たるんだ皮膚。だがそれは決して悪い印象ではないのですよ。私はあのころ見た女芸人を好きだから。
ロバートの秋山やナイツの塙やピースの綾部が熟女好き芸人なのもそこらへんに理由があるのかもしれない。
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これを書くにあたってあるトリオの名前がどうしても思い出せなかった。「トリオ、女芸人、救急車の真似」で検索したら判明。ちゃっきり娘だった。ちゃっきり、ちゃっきり、ちゃっきりな、ちゃっきりむすめが、とびだーしたあー。
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