タブレット純

「お父さん!ボクに娘さんを下さい!早く!」
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一昨日の神保町。三省堂のアネックスビルの5階を見てから、階段を下りて、新しく出来たスーパー源氏の集合店舗に寄る。横尾忠則の原画が売ってた。テレビ『寺内貫太郎一家』のタイトルに使った小林亜星。欲しいわけではないので値段は見なかった。タブレット純の「志乃命、中尾彬」だったら値段を見たと思う。見て、かなりの確率で買ったと思う。
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タブレット純を初めて見たときの私の脳の様子。登場と同時に脳に小さな純が生まれる。ささやくようにテレビのタブレットが話しだして私の脳にある純は重力を失いふんわり浮く。これはもしかしたら?と期待が高まり画面に身を乗り出すと、タブレットの言いたいことは「のり弁の白身の魚は深海魚のメルルーサ」だとわかり、私の脳の純は完全に重力を逃れ、もはや地球にいない。宇宙だ。テレビのタブレットが力強くギターをつまびき、歌いだす。とたん私の脳の純がものすごいスピードで地球に戻ってくる!Gに負けることなく戻ってくる!無事帰還完了だ。純は何事もなかったように帰ってきたのだ。その計算しつくしたセンスに完全にとりこになった。
だけど、それだけではなかった。二度目で、あの絵(東洋片岡に憑依された及川正通のような)を初めて見て、さらにまた私は彼からGの攻撃を受けたのだ。地面の下、炭鉱坑道で這いつくばって描いたようなあの絵。いや彼は山本作兵衛とは違う。明らかにセンスの作業だ。Gを自由自在に扱う男、それがタブレットGだ。違う。タブレット純だ。だいたいこの芸名からしてセンスいいし。本名田淵だって。ふふふ。
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関係ないけど、池波志乃って寺内貫太郎一家に出てましたね。
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