少年漫画志望のみなさん 磁石 永沢 佐々木

少年漫画家志望のみなさん。
主人公の周りにいる人々を作るとき、こういうふうに考えるとイイですよ。主人公が自分の不注意から怪我をして試合に出られなくなって泣く。そのとき脇の人物はどう感じてどう動くのか?一緒に泣くのか?冷笑するのか?心で泣いていながら、笑いかけるのか?声もかけないでいつものように練習するのか?……てなことを、泣くシーンなんていっさいない24ページの読み切りでも、考えておくと全然厚みが違いますよ。
主人公が泣いた。するとその脇にいる友達や監督、家族、先生、35人全部が全部、彼を説教した。ふふふ。これも面白いけどね。どこが面白いって、脇が面白いわけじゃないですよ。そこまでさせる主人公が面白いってことですよ。
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磁石が好きだ。だから発注もないのに書いてみた。
永沢「お前さ、男としてのプライドがないのかよ」
佐々木「たしかに、ちょっと彼女に押されてるけどね」
永沢「フライドポテトってうまいよね」
佐々木「うん、揚げたてはとくに」
永沢「プライドにも二種類あるからな」
佐々木「男のプライドと人間としてのプライドかな」
永沢「フライドポテトはケチャップとは切っても切れない間柄だよな」
佐々木「たしかに最強のコンビだ」
永沢「でもときにはプライドを捨てることも大事かも」
佐々木「彼女もそこがわかってて攻めてくるのかな」
永沢「フライドポテトは……」
佐々木「なんで二つの話題を同時に会話するんだよ!内容違いすぎ!だけど言葉は似過ぎ!ていうかお前は何がしたい?俺が一人しかいなのが不満なのか!」
永沢「普通のカーテンよりさ、ブラインドカーテンのほうが」
佐々木「三つ目!プライドからフライドポテト、そして今ブラインドカーテン!」
永沢「でも俺はいいと思うよ」
佐々木「なにが?プライドが?フライドポテトが?ブラインドカーテンが?」
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