立川談志 立川談四楼

「正義の味方、富山幸一」
正義の味方富山幸一は暴力が嫌いだった。だからどんな敵が現れようとも口で戦い、理屈で説得した。「なんだよ、地球を征服したいって。そんな自分勝手が許されると思ってるのか?もしかして子供のときなんかあったの?だったら言ってみなよ、聞くから、飲み屋でイイ?和民の割引券持ってるし」そうやってたくさんの悪を説得してきた富山幸一だったが、連載が始まってから最大のピンチが彼を襲う。敵の怪人ゲソカリフォルニアはアメリカから来日したばかりで日本語は「アリガトウ」と「スシ」と「カラオケ」しか知らなかったのだ。「なんてこった!アリガトウとスシとカラオケの三語だけでは彼を説得できない。ちきしょう!もっと英語を勉強しておけば良かった!」後悔する富山幸一。だがもう中学高校時代は戻ってこない。どうする富山幸一!
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ぴかごろ雷が光るなか(一部停電あり!)夕べの蒲団読書。
立川談四楼『談志が死んだ』(新潮社 2012)。談四楼の小説は好きで全部読んでるが今回もまたうなる。ヘンな言い方になるが談志が死ななくても、生き返っても、談志出てこなくてもきっと読ませるだろうな。文中「昔の師匠はうまかったなあ」とあり「少なくとも立川流になるまでは、上手くなれと言われた」と続く。まさにこの「小説」がうまい。ゆるみもおふざけもあるがそれも計算してのことですね。しかし上手いもんに出会うと人はなぜうなるんでしょうね。謙虚にさせられて、でもなんか言いたくて、そんでその中間領域でうなるのか?
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だんしがしんだ。
私も高校時代、回文を作りました。
「酢豚っ!などと呼ぶととんかちがガチカンと飛ぶよと怒鳴ったブス」
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