新婚さん、さようなら

『新婚さん、さようなら』って番組があったらとりあえず一回目は見ます。誰が司会をやるのか気になるし。

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手のことが気になっていた。
甲野善紀養老孟司の対談『古武術の発見』(カッパサイエンス 1993)を再読して、日本の繊細な技術の話が出てきたのだが、私が思うに、あれは手を喜ばせるためではないかしらん。つまりモノが先にあるのではなくて、手が先にある。日本人の手のセンサーがあまりにも鋭いので、その手を満足させようとしたら、どんどん遠くまで(いや近くまでか)来てしまった、そういうことではないのかな。
と思ってたら、長沼毅の対談、鼎談集『長沼先生、エイリアンって地球にもいるんですか?』(新潮文庫 2012)に、千宗屋が「中国や西欧の焼き物は固くて冷たい、だから磁器が多い。だが日本はその反対に行った。固くて冷たいものは器としての存在感がある。だが日本は器に自己主張させない。つまり手から器は消える」と出てきたので、ほうほうなるほどと思いましたよ。

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