堀内孝『マダガスカルへ写真を撮りに行く』

堀内孝『マダガスカルへ写真を撮りに行く』(港の人 2013)読了。
マダガスカルは日本の面積の1,6倍もあるんですね。島でいえば世界で4番目の大きさだと言う。1500年前まで人は住んでなくて、最初にやってきたのはアフリカ系ではなくインドネシア系の人だったそうだ。動物好き(たとえば横っ跳びするキツネザル)にも植物好き(バオバブ)にもタマラない土地ですね。そういえばちょっと前に千原せいじもサルとたわむれていたなあ。
読んでて思ったのだけど、宗主国がフランスかイギリスかで、その国の雰囲気が違うのは、もともとそういう土地柄だったのか、あるいは植民地化の政策が違ってたのか、そこら辺りはどうなんでしょう?まあどっちもなんだろうけど、イギリスが先に栄えてるところを奪った、つまりは栄えてるところには強い競争があり、フランスが植民地化した土地は、そうではなくて、だからおっとりしている場所だったということなのだろうか?世界史に疎いので全然わからないが、著者が初めて行った1990年、「アンタナナリブの街はとても静かで、たまに通る車はプジョーシトロエンルノーだった」と記述されるのを読むと、フランス車の固有名詞のせいか、そんなことをちょっと思った。

マダガスカルへ写真を撮りに行く (四月と十月文庫4)

マダガスカルへ写真を撮りに行く (四月と十月文庫4)


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