カミさんに謝罪した

吉田鋼太郎がテレビに出ていて、カミさんが『花子とアン』の仲間由紀恵の旦那役だと言ったので、旦那役は石橋凌だろうと反論すると、石橋凌って誰?若い?と聞くので全然若くないと答えると、じゃあ旦那はこの人だと喧嘩になる。私が見たのはたまたまちらりと一度だけだが、そのときは絶対に間違いなく石橋凌だった。もしや病気で役を交代したのか?とネットで確かめると最初にヒットしたのが誰かのブログで「オレ、あの役、ずっと石橋凌だと思ってたよ」という一文だった。5秒ほど天を仰いだのち、カミさんに謝罪する。
そのあと吉田鋼太郎続きで『カラマーゾフの兄弟』の話になったのだが、今度は作家名が出てこない。心理学バカの私は、固有名詞が思い出せないと、「無意識が」「抑圧が」といろいろ自分を探る癖があるんですが、最近の物忘れのひどさから言って、どうやら単なる加齢のせいで、『罪と罰』『悪霊』『地下室の手記』など作品名を挙げてがんばったけど全然出てこない。途中カミさんが「ビクトル・ユーゴー」とか「バルザック」とか教えてくれるので(ふざけて言うのではなくあくまで本気の手助け)ますますわからなくなり、結局これもカミさんがネットで調べて「ドストエフスキーだよ」と教えてくれた。
うーん。

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