摘便とお花見

その本を古本屋の棚に見つけたときにもう「これ読んだかな」と予感があった。だから中身をチェックして、かなり真剣につまみ喰いして、「大丈夫、これは読んでないな」と買うのを決め、帰りの電車で読み始めて、おもしろいおもしろいと付箋を貼って、最後まで行って、それからノートにメモ取って、取り終えてあとがきを読んだら「あ!これ読んでる!」と気付いた。ひとつ前のノートを見たら、ちゃんとメモまでしてある。うーん。
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村上靖彦『摘便とお花見』読了。看護師へのインタビューを現象学として聞く。面白い。現場の具体はいつでも脚本家が想像するものより豊かだ。そして引いた目での構造。この構造の考察もまた脚本家にとって必要な力。といって脚本のために読んだわけではないけど。


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