持ち込みに行く漫画家志望のみなさん

「もう座布団はイヤなんです。違うものが配りたい」
「山田くん。小遊三さんにピザを」
「はーい」
×  ×  ×
あなたが持ち込みに行くでしょう。編集が原稿見せてって言うでしょう。でもあなたは見せずに「私の書いてきた作品はこんな感じで始まります」って最初の5ページを口で説明するわけですよ。そのとき編集が「おもしろそう!早く見せて」ってなったら、あなたのデビューは早いと思うなあ。作品の完成度、絵のうまさ、そういうものよりよも、新人に対してほしがってるのはそこだと思う、大事なのは次どうなるのよ?ってことだから。「地球がもうすぐ破滅するところから始まります」じゃ、もう作品は見たくない。たとえすばらしい完成度でもね。いやそのつまらなさを超える完成度は逆にすごいけど、そこまであなたは自信あるわけ?って話になる。すでに何万もある話なのに、それでも面白く書けるセンスとアイデアがあるかってことだから。
「地球が破滅して笑点メンバーだけが生き残るところから始まります」「おもしろそう!早く見せて!」

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