編集部に持ち込みに行く場合
編集部に持ち込みに行く場合、必ずベレー帽を被ること、それが新人漫画家の常識ですが(手塚治虫の遺言らしい。諸説あります)案外そのことを知らない人が多い。
そこでベレー帽を2000個仕入れ、昨日さっそく小学館の前の路上で売ってみた。
「ベレー帽いかがっすか!」
全然売れない。
ていうか誰も寄って来ない。
二時間ほどして初めて声をかけられた。
「お茶は売ってる?」
「売ってないです」
その1時間後、声をかけて来たのは知り合いの編集者だった。
「香川さん、どうしたんですか」
「ベレー帽をね、売ってるの」
「いくらですか」
「3240円だけど、特別に消費税はいいや、
お友達価格で3000円にします」
「ごくろうさまです!」
買わなかった。
× × ×
『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』読了。
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- 出版社/メーカー: 交通新聞社
- 発売日: 2014/05/01
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