2016-01-01から1年間の記事一覧

しなかったことを後悔する

「人はしたことよりもしなかったことを後悔する」。こいつを昨日とは違う角度で。 群れ社会を作る生物にとって、しなかったことはデータにならないが、したことはたとえ当事者が死んでも、残されたものには貴重な資料となる。 × × × りへい書房の利兵衛の退…

そろそろお別れだ

アパートと家への行き帰りに見ているジョロウグモの巣(お墓のカタツムリはもう見えない)ちょっとまえにオスがみんないなくなり、メスもいなくなり始めてる。一番大きなジョロウグモもいなくなって、卵を産んだ場所を探したのだが見つからない。残りは二匹で…

編集部に持ち込みに行く場合

編集部に持ち込みに行く場合、必ずベレー帽を被ること、それが新人漫画家の常識ですが(手塚治虫の遺言らしい。諸説あります)案外そのことを知らない人が多い。 そこでベレー帽を2000個仕入れ、昨日さっそく小学館の前の路上で売ってみた。 「ベレー帽い…

漫画家志望のみなさん

え?ジャンケンって審判いらないの? × × × 少年漫画家志望のみなさん。持ち込みに行って、編集者から台詞を褒められたとしたら、大いに自信を持っていいです。絵も構成も話も勉強してうまくなりますが、台詞だけはそうじゃありません。たとえば構成はいくら…

こっぴどく怒られた

喉に機械を取りつけて、化粧するように声を変える時代が来るんだろうか?「ワクワクしてきたぞ」と言うときだけ野沢雅子にするのか。 23、24、25と広島。 23日日曜日。広島駅に降りるなり、球場に向かう赤い人たちに圧倒される。夕飯、牡蠣フライ食…

陽気にやろうよ

ドラマの葬式のシーンで「あいつは湿っぽいのが嫌いだったから陽気にやろうよ」と言いだす人が必ずいますが、「あいつは湿っぽいのが好きだったからジクジク行こうぜ」と言いだす人が出てくるドラマをまだ見たことがありません。別に見たくもありません。 原…

『羊の木』撮影現場

羊の木の撮影現場に行ってきた。 撮影はどうしても通行止めなどする必要があり、町の人たちに迷惑をかけてしまいます。ごめんなさい。まだまだ撮影は続きますがどうぞこれからもよろしくお願いします。またボランティアのエキストラの方たちが夜遅くまでお付…

嫌いじゃなくて怖い

まんじゅうが怖い?嫌いじゃなくて怖い? 川内有緒『バウルを探して』読了。バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌作者: 川内有緒出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2013/02/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るにほんブログ村 にほんブ…

女と居候

「あそこ、全速で通り抜けようぜ」と、やんちゃな若い奴(ただし飛ぶ虫)が競いあうだろう道がある。たしかに木立のなか、風が気持ちよく抜けるので、一般の方(飛ぶ虫)もよく使うらしく、そのため、それは見事な女郎蜘蛛の金糸の巣が六か所も(わざわざ数えた)…

ブルボン

おでかけ。行きの電車で『フィールドワークへの挑戦<実践>人類学入門』読む。帰りの電車で『0円で空き家をもらって東京脱出』読む。どちらもブルボンが出てきた。ブルボン オリジナルミックス ファミリーサイズ 19袋入出版社/メーカー: ブルボンメディア:…

幸運補助券

7日。金曜日。カミさんと八王子の古書市行く。まあ、こちょこちょと。カミさんはどん!と。ずるいよ。私だってドンと買いたいよ。「でも、だって安いから」たしかに今回安い本が目についた。そのあと佐藤。佐藤って哲学関係高いな。ブックオフくらい高いな…

ドドーンと落ち込む

5日。水曜日。打ち合わせが終わって、そのビルの地下から直結してる駅に入る。東西線。東西線ってどこ行くんだ?中野終点?そういえばつい最近、ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」がまんだらけの紙関係の店を紹介してので久しぶりに行くことにしよう…

腹の中にいた

このところ連日のようにあちこちで、生きたカマキリ、死んだカマキリに遭遇してましたが、今日は車に轢かれたばかりの、黄緑鮮やかなハラビロカマキリに、昼飯に家に戻る道の途中で出会う。すぐそばに30センチはあるハリガネムシがうねっていた。腹の中に…

私はダメでした

昨日ブログに書いた白い本をぐいぐい読む。ぐいぐい読んでおいてなんだが、だが「あら?」って感じ。 この前ブックオフで最近の月刊文藝春秋があり108円と確認して、6月号7月号8月号3冊買う。9月号は300円だったが、でも買った。『コンビニ人間』…

傑作とわかる

このブログに来るとマイルがたまりますよ。 × × × ある本を買った。まえがきの2行でこの本は傑作とわかる。あとがきの最後の3行を読んでこの人の本全部読まなきゃいかんと決意させる。索引もちゃんとある。参考文献も15ページだ。装丁は鈴木成一の白いシ…

ウート屋

ネットで買ったアーサー・ビナード。『アーサーの言の葉食堂』。署名があった。言の葉食堂でなくて、大戸屋で読んでご飯の来るまで読んでたら、本の中に大戸屋が出てきて驚く。OOTOYA。ウートヤと読めるらしい。アーサーの言の葉食堂作者: アーサー・…

良い光景だった

昨日。アパートへ来る道でキンモクセイが香る。 今日。アパートへ来る道。そのキンモクセイを、前を歩いていたおばちゃんが手折った。そのまま行くとまたキンモクセイ。ハサミで切ってるおばちゃんがいた。こちらはその家の人らしい。切ったばかりのキンモク…

映画「羊の木」のキャスティング

映画『羊の木』、最高のキャスティングとなりました。 良いキャスティングって、どんぴしゃの場合と、えー?でもそうか、それもありか?って場合と、うひゃひゃひゃって場合がある。そのためシナリオを書いてる段階で、あの俳優さんならどうなるか?と想像し…

映画「羊の木」

本日、映画『羊の木』の情報が公開され、HPも開設されました。 今から2年前の6月30日に吉田大八監督から「羊の木読んでます?どう思います?」と電話があったのが最初だった。そりゃもちろん読んでいた。その一週間後新宿で会った。監督はしゃぶしゃぶ…

ぼくのおじさん

中村桂子の生命誌『続く』読了。いろいろおもしろい。 末森千枝子が中国の一人っ子政策は、次の世代、おじさん、おばさん、いとこがいないことを意味すると言ってる。心理学でいうとても大事な「斜めの関係」がないってことだ。続く―生命誌年刊号〈2008 vol.…

解離性バンド

バンドそのものが、解離性というか多重人格というか、まあそういうやつで、昨日はハードロックだけど、今日はムード歌謡で、明日はボサノバとかだったりするのはどうだ?もちろんライブに行くまでわからない。「やっと取れたチケットだったのに、今日はハワ…

殺生はしないか

アパートへ出勤する。その行く道沿いにあるお墓。今日も楽しくかたつむりを探そうとしたら、掃除したあとが。きれいに草むしりまでされている。ということは、かたつむりも駆除されたのか?だがお墓で、それも彼岸で、殺生はしないかな? 竹内実『中国という…

お金

お金を拾いたい。毎日1000円くらい。 雨は好きではないが、このごろはカタツムリを探す楽しみができた。 坂口恭平の『現実脱出論』読了。 ネットで買った本がゆうメールで届く。記念切手がたくさん貼ってあってうれしい。現実脱出論 (講談社現代新書)作…

監督とプロデューサー

昨日の水曜日。午後1時に開始。終わったのが今日の木曜日の午前6時。計17時間。尻が痛い。プロデューサーはホテルをとってくれたのだが、もう電車がとっくに走り出してるので帰る。朝食バイキング好きの私のためのホテルだったらしいが。それはうれしい…

エキストラ大募集

蜃気楼の見える町 富山県魚津市からのお知らせです。 エキストラ「大」募集です!魚津市が「大」をつけてくれました! http://www.city.uozu.toyama.jp/attach/EDIT/027/027120.pdf http://www.city.uozu.toyama.jp/event-topics/svEveDtl.aspx?servno=3426 …

いろいろ覚えてもいた

カミさんに郵便物を出しに行ってもらう。「切手はこのなかのをみつくろって貼って」と切手帳も一緒に渡す。夜、切手帳を返してもらい、中を見ると「82+82+52」など必死で計算したメモがあった。 『村上春樹のなかの中国』『世界は村上春樹をどう読む…

じろーさんだけ気づいた

水曜日。電車読書は姜尚中の『あなたは誰?私はここにいる』。降りる前に読み終える。14時からの打ち合わせだったので、そのまえにちょっとなにか腹に入れようかと思ったら、その相手から電話入る。13時と思っていたらしい。食べずに行く。13時半につ…

良い発作

昨日は日記帳に貼るイイ顔メンバーとして、スマイリー菊池、大助花子、ゾマホンが牛丼を食ってる写真を、新聞から切り抜いた。『その日暮らしの人類学』の書評と「福永信が薦める文庫この新刊」も切り抜いた。 録画してあった『内村てらす』をカミさんと見る…

はいい

次男が遅くなるというので夕飯はカミさんとファミレスに行く。注文を取る若者の「はい」という返事の調子がおかしい。エスパー伊東の「はいい」に似ている。そのあといつもならブックオフに行くのだが、「読んでない本がやまほどあるだろう」と気づき、行く…

今朝の朝日

今朝の朝日。里中満智子の「古都さんぽ」、その隣の丸山裕美子の「表裏の歴史学」どちらも聖武天皇の字について。 トレヴァー・レゲット『紳士道と武士道』再読。紳士道と武士道―コモンセンスの思想、サムライの伝統作者: トレヴァーレゲット,Trevor Leggett…