2013-01-01から1年間の記事一覧
黒澤明がアカデミー賞の特別賞を受けたとき、「ボクはまだ映画がよくわからない」と挨拶したのは有名な話だ。だけどその数年後に「俺は学歴がない、履歴書に書くことがない」と言ったらしい。うーん。川村蘭太の『黒澤明から聞いたこと』(新潮新書 2009)…
「ドラえもん、僕、弟が欲しいよ!」 「むんむんむらむら!これをパパさんに飲ませるんだ。そうすると10か月後にきみはお兄さんだよ。妹だったらごめんね」 にほんブログ村 妖怪と幽霊の違いって、クイズになるぐらいいろいろ言えますよね。ところが昨日面…
全く新しい歯ブラシが誕生しました。試した歯科衛生士の方8割が、故郷や家族を思い、泣きながら歯を磨きました。 にほんブログ村 出久根達郎『日本人の美風』(新潮新書 2011)に「無名の志……中谷宇吉郎と奇妙な宿」という章がある。昭和20年3月、青森…
30年ぶりで母校を見た。映像だけど。 TBSの『同窓会……有名人母校へ帰る』という番組。私より二年先輩の名取裕子と二年後輩の六角精児が高校へ行く。数学の中村先生が出てきて、おお!と思う。中庭の恐怖といって、昼休みをつぶしての応援練習が紹介され…
タモリ、ちょっと良い話。タモリのお父さんの趣味はフラメンコ。 × × × 『黄色い涙』(永島慎二 ドラマはテレビも映画も脚本は市川森一)にも出てきたモンテルランの「人生は人を欺かない」の意味がわからない。須賀敦子の『コルシア書店の仲間たち』のエピグ…
キングオブコントの天竺鼠の一本目の歌が耳に残って離れない。 Alexandra StanのMr,Saxobeat http://youtu.be/lAhHNCfA7NI 川原は、瀬下に一言も口を聞かせないバージョンも考えたかもしれないな。無理だと判断したのか。 瀬下をプロポーション抜群のダンス…
昨日のカミさん。 「今日は何曜日だっけ?金曜?」 「違う。明日が金曜」 「じゃあ火曜日か」 「木曜日だ!!」 × × × コントとかにあるけど、ヒゲをはやした弁士が演台でエヘンとかオホンとか咳払いをする光景があるでしょう。あれって邪気を払うって意味が…
「あそこのカレー屋すごいよ。チクワの代わりに肉が入ってるぜ」「チクワ?」 × × × 仕事完敗。乾杯!の予定だったのだが。 そのまま高田馬場に行き、穴八幡の古書市。川口有美子『逝かない身体』(医学書院 2009)が安かったので買う。買ったのはこれだけ…
かとうちあき『野宿入門』(草思社 2010)。外でなく蒲団で読了。 へたれなようで実はずうずうしい。いや、ずうずうしいが大前提だからこそのへたれか。そんな感じで野宿してごらんと著者は言ってる(ような気がする)。 文章がいいですね。文章もまたへたれ…
神戸の海文堂が閉まると聞いて、自分にとってなくなって困る本屋はどこか?と考えた。すぐに地元のブックオフだなと思う。もうずいぶん昔、カミさんと散歩していて、新しい店を作ってるのに出会った。ちょうど看板を建てるところで、そこにはブックオフの文…
昨日のカミさん。 家を出ている長男から連絡があってバイトが決まったとカミさんが言った。「時給は350円だって」。驚く私。「350円?安過ぎないか?」「安いの?」「安いよ」「うーん」「ボランティア的なもの?交通費だけ出るみたいな?」「うーん」…
うちのカミサンは言い間違いが異常に多い。その間違い方もバチカン、もしくは金田一家で認定してほしいほど奇跡的だ。それは私によって記録されるのだが、昨日も一つ採集した。放射能の話をしていたときに彼女が言った言葉。 「ガーガーカウンターが鳴りだせ…
「これ、7分袖なの?」「はい、もしあれでしたら6分袖もしくは8分袖もございますが」「……2分袖は」「2分袖ございますよ!」「じゃあ、2分袖で」 × × × 飯島正広『モグラの生活』(月刊たくさんのふしぎ 2007年8月号)を読んでたら、モグラの巣の上…
久しぶりの神保町。ていうか竹橋か。行きの読書は漱石の『草枕』。初読ですが、あまりの面白さに驚く。小説論の小説とか俳句のような小説とかいうけど全然違う。静かな演劇が静かでないように、小説としてハラハラドキドキする。日曜日に買ったのだが結局3…
私の趣味は1、読書、2、新聞に出てるイイ顔を輪郭に沿ってきれいに切りぬくこと……ですが、ネットで2割引きで買った「idea」2013年9月号(大竹伸朗の本のヤツ)が届いてのぞいていたら、無性に顔を切りたくなった。だが新聞ににイイ顔が見つからな…
キングオブコント2013、会場にいる芸人は、コントの審査よりも、浜田や松本にフられたとき、いかに返せるかでドキドキしてるんだろうなあ。 にほんブログ村 天竺鼠が好きだ。だから勝手に書いてみた。 瀬下「天竺鼠のコント。先生と生徒」 川原「青木は…
セミが鳴かなくなって1週間経つかな? と思ったら、昨日ツクツクボウシがツクツク鳴いていた。鳴いてるのはそのセミだけ。周りには誰もいない。恋の相手はとっくにこの世を去ってる。いや、断言はできない。私が去った後でメスが飛んできたのかもしれない。…
昨日まさに目撃したんですが、ラーメン屋で「らあめん」と看板に書く店がありますね。筆で下手な字で。あれが「め」じゃなくて「み」だったらどうだろう。「らあみん」。うん、大丈夫。これはギリ、ラーメンだとわかります。心配なら丼ぶりの絵を添えておけ…
このたび髭男爵の山田ルイ53世を演じることになりましたフィリップ・シーモア・ホフマンです。最初はお断りしたのですが、ディレクターは吉田大八監督と聞いて、それならぜひ!と出演を決めました。はい、ワイングラスはすでに100個ほど購入しました。…
登場人物のなかに悪意がある人間がいる。これを書くのは易しい。 登場人物全員みんな悪意がある。これも簡単。 では4人悪意があって、4人悪意なし。さあ、この設定で書いてごらんなさい。 ……てなことを言う奴は間違いなく悪意があるけど、これを言ったのが…
まったく新しい歯ブラシが誕生しました。 歯科衛生士8割の方が歯ブラシと気づきませんでした。 にほんブログ村 『ノンフィクション新世紀』石井光太責任編集(河出書房新社 2012)。 石井と松本仁一の対談。取材先の外国、その現地で通訳兼ドライバーを雇…
赤勝て!白勝て!チャコールグレーがんばれ!利休ネズミ負けるな! にほんブログ村 ダイアンが好きだ。だから勝手に書いてみた。 西澤「お父さん、娘さんを僕に下さい」 津田「ダメだ」 西澤「なんでなんですか」 津田「キミは働いてないんだろ、そんな人間…
「誰にも決して忘れられない電柱がある」と、うちのジョン(犬)が言った。 にほんブログ村 本田總一郎の『箸の本』(日本実業出版社 1985)をぱらぱらと再読。 なぜ日本には匙の文化はなくなったんでしょうね。ていうかもともとないのか? というのは昔から…
まったく新しい歯ブラシ。 試した歯科衛生士の方の8割が家を捨て放浪の旅に出てました。 にほんブログ村 下山弘『江戸古川柳の世界』(講談社現代新書 1994)再読。 こんな川柳が出てくる。 水道で音羽帰りはつかって来 これは著者の下山でも解釈が難しい…
まったく新しい歯ブラシ。 試した歯科衛生士八割の方が半年以内に結婚しました。 にほんブログ村 数日前の午後。長い坂道を上っていると、前を行く日傘のおばちゃんも足が悪いようだと気づく。私も悪くて左足を引きずっているんですが、さらにおばちゃんと私…
天竺鼠が大好きだ。 だから発注もないのに書いてみた。 × × × 川原「天竺鼠のロングコント。ただ今から行うコントは、上演時間、約12年を予定しております。誠に勝手ながら、お客さまにおかれましては、以下の理由に限ってのみ、途中退出を認めさせていた…
まったく新しい歯ブラシ誕生! 歯科衛生士の方8割が爆笑しました! にほんブログ村 学祭に使うのか、高校生がせっせと段ボールを運んでいた。たしかにあれは軽くて丈夫で、いろいろ使えて便利ですね。でも段ボールがなかった昔はどうしてたのか?江戸時代の…
首に貼られたサロンパスを剥がして、べとべとがつかぬよう丁寧に二つに内側に折ると、彼女はそれをテーブルに置いた。私のテーブルである。そこは駅前にあるアメリカ資本の珈琲店で、私はいつものように朝食代わりのコーヒーを飲んでいた。彼女がサロンパス…
方向音痴祭り。誰も来れず。 × × × 「大空を飛ぶハシブトカラスに憧れてパイロットになったんです」 「うーん。そこは鳥でいいんじゃないでしょうか」 × × × いよいよ公開!驚愕の中盤!ラストは普通! × × × 床呂郁哉、河合香吏編の『ものの人類学』(京都大…
犬を連れて北海道に旅行に行くのと、犬の散歩で北海道まで行くのはどこが違うか、簡潔に述べなさい。 にほんブログ村 友達からメールが来た。「トンボがたくさん飛んでるなと思ったら、全部カップルで繋がっていた。井の字になって、まるでかば焼きの櫛のよ…